Meeのガチャンコと、この頃の食事 (貧血の改善) |
2008年夏 Meeの記録
「ヘマトクリット22.5 → 38.7に 驚異的な貧血改善。 効果のあった鉄剤補給。」
2005年3月。Meeさんが、ゴネた。
Mee・・・ いつもいつも、安売りの同じ猫缶だけで飽きちゃったよ〜
たまには美味しい刺身でも食べたいニョ
どうしてもだめと言うならしょうがないけどさ・・・ぶちぶちぶち
私・・・あんたねぇ、たまにって、いつも出かけたあとは御馳走でしょうが。
マグロだってホタテだってエビだって食べてるでしょう。
それに、なあに、ガチャンコ・ガチャンコ 缶詰の山を崩しといて、
それでも結局食べるんじゃないの・・・ぶちぶちぶち
猫缶とドライフード。たまに刺身で、時々ネズミ♪
若い頃から歯は丈夫ではなかったが、なんでも食べた。
そんなMeeも、今年(2009年)19才になる。
2008年春頃から足腰のふらつきも出るようになり、高いところへのジャンプができない。
Meeに何が起きているのか、久しぶりに動物病院で血液検査をして貰った。
結果は、若干の腎機能の低下などはあるものの年の割りにマアマアとのこと。
しかし一つだけ、貧血が大きく引っかかった。
HCT(ヘマトクリット)22.5 (2008年8月30日)
ノンキなもので、この数字を見ても、ピンと来なかったのだが
いつもお世話になっている老猫サイトの先輩に尋ねたところ、
ノンキにしている場合では無いとのこと。
足腰のふらつきだけではなく、このままでは命に係わる!
幸いに腎臓サポートなどの療法食に加え、
貧血の状態を改善する為の鉄剤
体調や排便の状態をよくする為のサプリメント数種類を送って貰えることになった。
それ以後、毎日の食事内容が大きく変化。
いつもの猫缶は姿を消し、朝はレトルト半量に人用整腸剤を1錠。
昼はアニモンダ(腎臓療法食)3分の1にサプリメント2錠。
夜はモン○チ缶2分の1に鉄剤0.5mlと、流動パラフィン少々。
夜食は朝と同じレトルト半量
毎日同じように続けてペットチニックが一瓶無くなる頃に再検査。
結果はヘマトクリット22.5から38.7に増えていた。
3ヶ月半で正常値まで持っていくことができたのである。
Meeが素直に食べてくれるのが一番嬉しい。
(2008年12月19日の検査表。鉛筆書きは前回2008年8月30日のもの)
鉄剤はそれ以後もずっと続けている。
最初の一本分だけは毎回0.5mlで、二本目からは0.3ml。
現在は3本目くらいになるのか、混ぜるフードは一定ではなく、
鶏系の缶詰だったり魚系の缶詰だったりしている。
猫の貧血の場合。腎不全が進んだ場合の貧血と
食餌性(食欲不振による栄養が足りない、偏りなど)の貧血とがあるが、
Meeの場合は食餌性のものではないかと判断。
だからこその鉄分補給、食事療法を勧めたと、老猫会の先輩の話であった。
様々なケースを経験、サポートしてきた老猫会の皆さんに感謝!
それにしても、 腎不全が進むと貧血になる。
つまり腎臓が働かなくなると
尿を濾過する能力だけでなくて造血ホルモンも出なくなり、
新しい血液を作らなくなるので貧血という症状が出てくる。
(腎性貧血の場合は造血ホルモンのエリスロポエチン投与となる)
食餌性の貧血を避けるにも、腎性貧血を遅らせるためにも、
少量で良いので血液の原材料である鉄分の補充が有効かもしれないということである。
療法食&サプリメントなど、興味のある方、
猫ちゃんが必要としている場合など、療法食リトルの贈り物をご覧ください。
高齢猫ちゃん、若猫ちゃんともに、腎不全、慢性腎不全のことをもっと知りたい時はこちらへもどうぞ
Dr. 小宮山の伴侶動物へのやさしい(優しい)獣医学
様々な工夫♪
猫が年取れば人も・・・・・という話し?
小さなすり鉢に小さなスリコギ。
いつも缶詰の切り口まで、ぎりぎりにこそげ取るゴムベラはボロボロ
一年使い続けた道具達に、今年になって新顔が現れた。
ことの発端は2月に遡る
数年前から続いていた手指の関節痛が強くなり、更に膝の痛みも加わる。
指は第一第二関節共に痛みがある。
膝痛共に段々強くなるので少々不安になり、ネット検索
以前から、リウマチかも・・・という気持ちは無くもなかった。しかし・・・・
私・・・「第一関節が痛いのはへバーデン結節で、第二はリウマチですって。
両方だから、両方とも大丈夫じゃないかしら♪」
普段は静かな連れ合いが、呆れた顔で言い放った。
連れ合い・・・「お前はバカか。両方大当たりだったらどうするんだ!!」
私・・・「ガビ〜〜ン」
結局はリウマチの診断結果で薬も処方され今に至っている。
薬が効いて治っている感触もあるが、
手・足・膝・そして肩と、痛い関節が増えていることも確かである。
片手でギュッと握りしめ、ゴリゴリと擦り続けるのが、手指の関節に影響ない訳がない。
医師が不思議そうな顔をする。
「あなた、よほど手を使っているでしょう。使っているうちは良くならないですよ」
人の食事作りは連れ合いがやってくれていて、
頼めば猫のだって、ちょちょいのぱっと作ってくれる。が、しかし。
それでは私の気が済まない。
連れ合いに頼んだのは猫の食事を作ることではなく、
食事を作る為の道具作りだった。
すり鉢を固定するのに、ケーキ作りの為のゴムの滑り止めワッカ?を使い、
木の板全体はお腹で抑える(^^ゞ
これで殆ど指に力を入れることなくスリコギを使うことができる。
少しの工夫で猫も人もホッと安心できる、
ちょこっとの幸せを感じているこの頃である♪
固定された小さなすり鉢と、少し長めのスリコギ&先端ボロボロのゴムべら
スリコギは、ほんの少し長いというだけで、両手を使うことができる。
シュッシュッシュッと、軽く動くスリコギ♪
出来上がった療法食に、更にサプリメントを砕いていれる。
抱っこの状態で指につけて舐めさせる。
殆ど完食。しかし時には残すこともあり、そういう時には、
缶詰の種類を替えてみる。
満腹→昼寝→目覚めのMeeさん
2008年8月からずっと4sの体重が、先日4.3sに増えていて、
嬉しいことです〜 (*^_^*)
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