フウラン






フウラン 伊勢矮鶏 (栽培5年目)

7月29日





6月30日

花茎が伸びはじめる







7月19日

フウランらしい蕾の形になっていく。





7月26日

開花。たった一つの花でも良い香りが漂う。





7月29日

伊勢矮鶏という名前のフウラン。

チャボというだけあって小型で可愛らしい姿をしている。
酉年生まれの母と、娘三人が一緒に伊勢旅行を楽しんだことがある。
初めての伊勢路を小柄な母は、ちょこまかと歩いていた。

その旅行を懐かしみながら購入した一株。
鉢植えは自信がないので、素焼きの壺につけてみた。
意外と機嫌よく育ってくれて、毎年花をつけている。

(素焼きの壺は、元々はガーリックポットです)








7月31日

フウラン 栽培十数年の株



フウランのこと


フウランの根は、長い付き合いの証拠 ?


フウランを栽培するようになって17〜18年か、
もしかしたら20年くらいにはなっているかもしれない。

最初の一株は参考書を頼りに鉢に植え、見事に失敗。
しかし一度は花が咲き、その時に優しい花と、甘い香りに魅せられた。

二度目に購入した時に、鉢に植えるのを止め、木に付けてみようと思った。
その昔。奈良県のある所では街路樹に着生したフウランの香りが
道を歩く人を楽しませてくれた時期があったという。

寒い津軽のこと。庭木に着生させるのは無理なので、
当時、金魚の水槽の飾りに使っていた木を使うことにする。
水にも強く、形もフウランの株を乗せるには丁度具合が良さそうだった。

最初の数年は台所の窓辺にぶら下げて冬越し。
段々と伸びてくる根がじゃまに思えて、
木にぐるっと2周くらい巻き付けたこともあった。

その後、冬越しの場所を変え、根も自然のまま伸ばすことにする。
それが年数を刻んだフウランの風格のようになってゆき、
咲く花の数は少ないものの、大切で自慢のできる一株に成長した。

素直に伸びた根の長さは軽く60pを超えるが
その先端は、あおく瑞々しい。








ページのトップへ        前に戻る      花鳥猫月へ    ホームへ