スズメバチ | ||||
雀の巣の出入り口のすぐ側に、雀蜂が巣を作った。おかしいが笑い事ではない。
頭上を通過するならお客様扱いできるが、目の前に巣を作られては迷惑千万。
蜂がいなくなる冬を待って取り去る事にした。
(2004年秋〜2005年1月)
断言はできないが、たぶん黄色スズメバチの巣らしい 11月も半ばだが、暖かい日には盛んに巣から出入りしている。 午前中の日の当たっている時には何匹も巣の外で固まって、 まるで日向ぼっこをしているようにも見えておかしい。 それにしても、スズメバチは恐いが巣は美しいと思う。 出来る事なら、そっくりそのまま取り外し、 Mハウスにでも飾っておきたい気持ちである。 2004年11月10日 |
冬になって雪が降り積もり、スズメバチの姿もさすがに見えなくなった。 梯子をかけ、取り外しにかかる。 「きれいに取って、出来る事ならどこかに飾りたい」と、言った為に丁寧な作業となった。 夫に作業をして貰いながら、写真を撮ったのは縁側のガラス越し。 2005年1月20日 |
すかさずチェックに現れる 好奇心旺盛のHuu |
中は段々になっていて 小さい巣なので3〜4段ぐらい (マウスを乗せると中が見えます) |
ネズミやモグラ、雀とも違う 外のにおいにちょっと戸惑うMee |
恐いスズメバチだが、 巣の模様の美しさは抜群だと思う。 びっくりしたのは、その柔らかさで、 表面全体がフワフワしている。 スズメバチは攻撃性と、 守りが堅いイメージがあって 巣その物も硬いのではと思っていたが 意外な柔らかさ、繊細さに驚いた。 |
スズメバチとは違う、思い出に残る蜂の話し
山野草の栽培小屋、通称「大ハウス」の入り口に毎年のように蜘蛛が大きな巣をかける。
この地区は農家が多く、昔から「蜘蛛とミミズは大事にするものだ」と言われてきた。
ある時、その大きな蜘蛛の巣と、ガラス戸の間に蜂が飛んでいるのを見つけた。
スズメバチなら私もさっさと逃げ出すが、見れば小さな、もしかしたら蜜蜂か。
蜘蛛の巣にかかってしまうのではと、じっと見続けていたのだが、
驚いた事に蜘蛛の巣に沿ってブーンと羽音をたてながら、少しずつ横へ横へと移動してゆく。
カニの横這いというが、蜂だと何と言うのだろう、まるで正面を見ながら横に飛んでいるようだ。
初めて観る蜂の動きに、ちょっとした感動を覚えた。
これは確かに蜜蜂かもしれない、何故かそう思えた蜂との出会いであった。