十三湖と日本海





十三湖と日本海といいつつ、のっけから変なやつの登場♪
実はこれ、虫送りのムシである。
昔々は各村落の出入り口付近の木に飾って、
田んぼや畑につく害虫や自然災害から守る、というおまじないのようなもの。
田植え後の6・7月ごろには村の青年団が中心になって虫送りの祭りが行われたいた。









十三湖は潟湖で日本海とつながっている。
大雨の翌日で湖の色は透明ではなかったが、潮が入る時間帯だったのか、
橋の下辺りから湖寄りにきれいな波が立っていた。
小さいが岩木山が見えていて、一番懐かしい風景かもしれない。










実家の桟橋から写真を撮っているが、
この景色の中に見慣れない塔が建設中だった。
聞いてみると風力発電なのだとか、また新しい風景ができて目を楽しませてくれそうだ








湖の対岸のさらに遠くには、天気が良いと八甲田連峰が見える筈。
この日は残念ながらはっきりとは確認できなかった。








実家を出て、小泊方向に10分程走ると磯松という地区に入るが、
その少し手前の浜辺で一休み♪
潮の香りが心地良いが、風が強く波が大きい。
浜に出て右を見れば・・・小泊地区の権現崎。










左を見れば岩木山♪
灯台が見える筈だが、波が大きく、確認するのが難しい。












風が強過ぎるので、海のドライブは諦め、十三湖をぐるりと廻って五所川原へ向かう。
途中、十三湖高原、道の駅トーサムへ立ち寄り、展望台へ。
実は故郷と言いながら、十三湖高原という名前は初めてで、どこか面はゆい感じがある。
ただ、高いところは好きなので、とりあえず上って景色を楽しむ事にした。
十三湖の端っこと日本海が、眩しくきれいに光って見える。










振り返って見れば、緑濃い山があり、市浦牛が放牧されている牧場が広がっている。









牛〜・牛〜と、牧場を探してもいなかったが、すぐ足元にいたのにはビックリ(^^ゞ












湖の色がこんな感じで勿体ないが、自然の力には勝てない。
昨夜の大雨が既に湖に入っており、こんな色になってしまった。
太宰治が、「津軽」の中で紹介していたような
「浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じの湖である」
という美しいイメージからは遠いものになってしまった。

せめて青空と秋の雲を楽しんで頂いて、
きれいな十三湖はこの次の楽しみに残しておくことにしましょ( ^-^)







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