冬の遊び 「まっこ飛び」 他 | ||||
雪が降りしきる中の登校 朝早く、雪の吹き溜まりをかき分けて 父が道をつけてくれるが、 それでも長靴が埋まってしまうほどの雪が、 あっと言う間に降り積もってしまうこともある。 お姉ちゃんが先を歩き、妹がそれに続く。 |
下校時 後ろに見える家並みは十三村風景。 集落と湖畔の一軒家の間に学校があった。 学校までの距離は僅かしかないが それでも地吹雪の日は、叩きつける雪で頬が痛く 長クツの中の足は、かじかんで冷たかった。 |
校庭でスキー
父兄が総出で、学校の校庭脇に小さなスロープを作ってくれた。
晴れた日の休日は子供達がいっぱい集まってきて
持ち寄った「そり」や「竹スキー」で遊んだ。
右上に見えるのが我が家で、写真には写っていないが、
左手には広い校庭と学校がある。
( 残っている写真の中では珍しくカラーのもの。昭和39年頃。 )
雪だるま 冬になって初めての雪が積もった頃は、 嬉しくて、すぐに雪だるまを作ってみたくなる。 どこの家にも当たり前にあった炭が、 目や眉毛や口 手も足も無いダルマさんではなく 工夫して腕をこしらえたり、 みんなでワイワイ遊ぶのが好き |
まっこ飛び (乗り馬) 体が温まる冬の遊びは「まっこ飛び」 人数が揃うと馬になる人、上に乗る人が決められ、 下に落ちないように次々に飛び跳ねて乗っていく 落ちたり、馬の形がくずれるとやり直し。 |
小さくて飛び跳ねるのが下手な子は 年長のお姉さんに助けて貰う事もある。 人数が沢山だと馬の数も乗り手も増えて、 長い長い「まっこ飛び」となる。 ( 馬っこ飛び ) |
ちょっと解説・・・津軽弁の特徴に、名詞などの最後に「こ」をつける事があげられる
馬は「まっこ」 子馬は「まっこのこっこ」 ( 馬っこ の 子っこ )
御飯を食べる時の茶碗は「ちゃわんこ」 味噌汁を入れる碗は「わんこ」
犬も「わんこ」と言うことがあるので、書いた文字だけを見ればごっちゃになりそうだが、
会話の中では不自由な事は何もない