ママレード  2009


2009年6月7日 去年と比べると、ほぼ一月遅れのママレード作り。
作ることが出来るかどうか、迷ったが、とりあえず材料は手に入り、目の前にある。
いつもの日向夏とは違う、ニューサマーオレンジの名前がついた柑橘。
日向夏よりも少し甘く、白いフワフワの部分が少なく、種も少ない。

一箱を二回に分けて作り、今回のは2回目に作った時の様子をUP。
一回目はどうだったのかと言うと、それは後ほど♪


10:25

色も形も日向夏そっくり♪
遅く発注し、しかも冷蔵庫に10日ほど置いた為、
手に持った時、新鮮な固さが感じられない物もある。
それでも貴重な13個のニューサマーオレンジ。
11:00

半分くらい剥いた時に撮影。
これで6個分の皮。
去年よりもやや厚めに剥くようにした。

台所に良い香りが漂う。
少々くたびれても、さすが日向夏の仲間は強い!?
12:00

白い部分が本当に少ないと思う。
あのフワフワの白いところが甘くて面白いのに、
果肉を多く、甘く、種を少なく。

それでは日向夏の特徴が無くなってしまう。
と、言いつつも、
酸味の強い、果肉のしっかりした物を
生食用により分ける♪

14:20

休憩をはさみながら
刻んで刻んで、刻んで刻む。

今回は、いかにして楽に作るかが課題
頭とお尻のカーブのきつい部分は
2pほどの大きさにカット

そっちは夫に任せて
甘い砂糖煮になる予定♪
14:30

皮を刻んだあとは果肉とり
食べるものとマーマーレードに入れるものを分け、
袋から出して果肉だけをまとめる。

酸味の強いものを生食に回したので、
結果として甘い果肉と
時を経て、やや水分の抜けた果肉が残る(^^;)
14:45

皮はたっぷりの水を入れて火にかけ
煮立ったら茹でこぼす

もともと苦みが少ないので
茹でこぼしは一回のみ
水にさらす時間も、今回は省き

茹でこぼしたものに水を加えてざっと洗い
ざるにあけて、ぎゅっと押し、
水気を切る
(絞り過ぎると仕上がりが良くないので程々に♪)
14:45

茹でこぼし、水分を絞った皮を鍋に戻し、
その上に、分けておいた果肉を全部のせる

訳600mlの果肉&果汁なので
皮と合わせると結構な量になり、ずしりと重い
14:50

間に休憩を入れて、直ぐには煮詰めないので
白砂糖で蓋をする。

ジャムを作る時にやる方法で、
厚く隙間無く、びっしりと砂糖で覆うと
一晩でもそのままにしておける。

今回は少しの時間なので、この程度でもOK♪
15:10

果肉を分けた時に
別にしておいた果袋と種を一緒に煮詰める

皮と同じで一度茹でこぼし
二回目に水を加えて煮詰める。

果袋がとろとろになるまで
中〜弱火で煮詰める


16:10

種は裏ごしの前に取り除く
また、種を煮過ぎると
中の白い部分が出て汁が濁るので注意
(できれば別の鍋で煮る)

煮詰まったものを裏ごししてペクチンをとる
ゴムべらで何度も裏ごして丁寧にとる

捨てるのは大さじ2杯にも満たないくらい、
繊維質のものだけ。
18:10

長い休憩をとって、いよいよ煮詰めに入る。
砂糖が染み込んで、良い具合になっている。

砂糖が溶け、煮立ってきてから
ペクチンンを加える。
更に酸味を足す為の白ワインも入れる。
18:40

煮詰めている途中に味をみて、
足りない酸味を足す為に更に白ワインを加える。

飲みかけのワインが空になった♪

18:55

あと少しで出来上がる。
その目安は、ゴムべらで鍋底を撫でると
ゴムべらで撫でた道が見える

鍋底の見えている幅、長さ、時間で判断。
仕上がり間近に食パンにのせて味見。

甘さ・酸味・ほろ苦さ、全てOK♪
翌朝

一回目に作ったものが右のビン
ペクチンを入れていないので刻んだ皮に隙間が見える。

今回のは左のビン
しっとりとした、いつものママレード。

ジャムとママレードの中間のような
中途半端だけど美味しい

今年の味(*^_^*)


2009年 なぜか中途半端なママレード


昨年秋から膝の調子が良くなく、冬を迎えて、雪かきも2月には出来なくなった。
もしかしたらと専門医のいる内科を受診。結果は初期のリウマチだった。

手指の朝の強張りはかなり前からあったが、
それが冬には、それまでの痛みや強張りに比べて、ずいぶん強くなっている。
友人・知人・親戚など、同年代の女性にリウマチの人は多い。

以前から軽い橋本病(甲状腺機能低下症)も持っており、
女性に多いと言う「自己免疫性疾患」に当てはまる。
抗リウマチ剤を服用して2ヶ月。少しずつ良くはなっているが、立ったり座ったりが出来にくく、
階段も苦痛、正座はもちろん無理。

午後になると膝から下が浮腫み、疲れやすい。
大丈夫と思って続けて立ち仕事をすると、パタッと倒れるように横にならなければならない。
直接の関節痛よりも、動いたあとの倦怠感の方がきつく感じる。

治療から3ヶ月が過ぎた頃「免疫抑制剤」が処方され
一週間に1日、二錠を服用するように言われる。
2種類の薬を服用するようになって一ヶ月が過ぎた頃から、少しずつ倦怠感が薄れてきたように感じる。


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ということで、諦めかけていたママレード作りに入る。


以前から、炊事の多くは料理好きの夫が引き受けており、
私の分担は洗い物と、たまに貰う魚の下処理くらいのもの。

そういう私が一から十まで全部の工程をひとりで作業するものが
ママレードやジャム、トマトソースに津軽のけの汁
どれもこれもみな時間のかかるものばかり。
ささっと手早く料理を作るのは苦手だが、時間をかけてこしらえる事は好きなのだ。


少しは体調が良いのだからと、一回目の作業を6月初めの午後に始める。
酸味も香りも、好みのものを選んで、食べながら皮を刻む。
こういう時に、つい時間を忘れて夢中になるところが間が抜けている
結局2時間ほど立ちっぱなしで作業を続け、
気がつけば、手も肘も膝も足も全部の関節が痛く、身体中に倦怠感がある。

みっともなく床に倒れ込み、それっきり起きあがる気力はもう無い。
皮を刻み、茹でこぼすところまではできたが、ペクチンの取り出しまではできなかった。
その日、なにも言わず、作業の続きをして仕上げてくれたのは夫である。


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ママレード 再チャレンジ♪

一回目からちょうど一週間が過ぎて、二回目のママレード作り。
ともかく休むこと。休みながらでも作業が進むように段取りを考える。

皮の全部を刻むのではなく、カーブの強い所、つまりヘタの周辺などは1、2pに切って砂糖煮に回す。
午前中から皮むき作業を始めて昼食の時間をしっかりとる。
鍋に材料を入れたあと、砂糖を被せて煮詰め作業までの時間をあける。
煮詰めはあまり時間をかけずに一気に仕上げる。
ゆっくりでも良いからペクチンは必ず取り出すこと。

そうして作ったのが今回のママレード。
休憩を多くとることで体の負担も軽く、デジカメでの記録も楽しく(気合を入れて)できた。

出来上がりの写真。
二つのビンを見れば、どういう状態で作ったのか直ぐに分かってしまう。

今現在、身体の調子は上向きで、処方された薬もよく合っているようだ。
体重4sの老ネコMeeさんを片腕に抱え、一日何度も階段を往復して大丈夫♪
パタッと横にならなければならない程の倦怠感は少なくなってきている。
無理せず、自分のペースを掴んでいこうと思う。

もうすぐ「庭の恵みのジャム」作りが待っているのだから♪





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