津軽 こぎん刺し


50年ほど前に覚えた初めての「こぎん刺し」から現在までのことまで、いろいろ



2017年

 こぎん刺し 表も裏も 猫の足♪



2016年

こぎん刺し、せぶせで作ったテープをほつれ止めに〜♪


マイケルニャンコの座布団カバーは猫の足(肉球)模様で〜♪



2015年

こぎん刺しのスマホポーチや巾着、総刺しにこだわって

こぎん刺し 迷ったり直したりの小物敷き、ほか練習中の物など♪

水色のこぎん刺しのマット他、数点の小ものと額など


2014年

送り出せなかった一枚のことなど

ミニコングレスで作った小さな目隠しタペのことなど

マットや小物敷き、小さなこぎん刺しの洗濯など

たまにはテコナで小物敷き&小さなこぎん刺し

こぎん刺し 試作のつもりが小物敷き

アイマスク 何とか仕上げてみたけれど〜〜♪



2013年のいろいろ、ブログで紹介したものが多いです。


こぎん刺し 端の始末は フリンジで

こぎん刺し 夢のかけらと ふーちょビ屋

こぎん刺しのポーチ、プリンタカバーなど(ブログ)


こぎん刺しで作る春の景色、リンゴ畑と岩木山2013


こぎん刺しのポケットティッシュ入れなど

ブログ(窓の向こうに)のカテゴリ 「こぎん刺し・手作り」にまとめてあります。






津軽こぎん刺し

NHKの「美の壺」「こんなステキなにっぽんが」などでも紹介されています♪


1、初めてのこぎん刺し   2、 表も裏もきれいに   3、麻布の縦横で模様が変化

4、ちょっとだけ欲張っていた頃   5、小さな手提げのこと
  6、一針に思いを込めて(十猫十色猫だらけ展)

7、小さなクッションとラベンダーのこと   8、猫だらけ展と、これからのこぎん刺しのこと






春の風景の「こぎん刺し」未完 、というか、試作品のまま〜(^^ゞ

 
春の津軽。雪を頂いた岩木山とリンゴの花、下を見ればタンポポが黄色い絨毯のように咲いている。
まずは小さいサイズで作って、それから本格的に刺して風景のような「こぎん刺し」にしよう。
そう思ってこれを仕上げて、それから二十数年。
試しに作ったものだけれど、額に入れたらまぁまぁ見られて、それじゃ飾っておこうかと居間の壁に掛けて・・・
次の段階には進めたけれど、これはお気に入りの一枚として、今でも飾ってある♪)



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1、初めてのこぎん刺し

 
昔々、といっても50年近くも前のこと♪
津軽の海辺にある中学校の一室で覚えたのが「こぎん刺し」
週に一度か二度の家庭科の時間に、
「津軽で育って生活しているなら
津軽のこぎん刺しを知ってほしい」  と、
担任だった先生が刺し方を教えてくれた。
クラスの女生徒は12名。みな初めてのこぎん刺しを必死で覚えたっけ(^^)


 
 
昔々の大昔、というと話は江戸時代まで話は遡って、
津軽の農民が着ていたのは麻布の野良着だった。
寒い北国のこと、温かい木綿はまだ採れなかったし、
また、綿の着物は贅沢品として着ることを禁じられてもいたらしい。
 
麻布一枚では寒くて、同じ麻糸で刺し子をして目の詰んだものにして温かさを求めた。
そのうちに木綿糸が使えるようになり、紺色の麻の野良着に白い木綿糸を刺すようになる。
ただ糸を縫い通すだけでなく、一・三・五・七と麻の目を拾い刺して行くことで模様が生まれた。
びっしりと細かい模様を刺せば、それだけ布に厚みが増し、寒さをしのげる。

 
小さい模様も大きな模様も、それぞれに身近なものがこぎん刺しの伝統的な模様となった。
「まめこ(豆) 」「はなこ(花)」「 くるびから(クルミの殻)」「 てこな(蝶々)」「ねごのあしこ(猫の足・肉球)」
名前で面白いのは「かちゃらず」で、「まめこ」の裏に出来る模様を一つの模様として独立させた、
「かっちゃ」は津軽弁で「母親」の意味の他に「裏」のことでもあり、
模様の裏だけど裏ではない「かっちゃにあらず」が訛って「かちゃらず」と言われるようになったのかもしれない。
 
中学の家庭科でこぎん刺しを習った時、幾つかの約束事を守るように言われた。
模様は上下の真ん中から刺し始めて、そこから上へ半分下に半分刺して仕上げる。
模様の端っこは少しゆるめて、洗濯をした時の縮みに備える。
表は勿論のこと、裏を見た時にきれいだと思われるように刺すこと。
糸の始末をする時に結び玉を作らない等々
裏も美しく仕上げることが、もしかしたら「かちゃらず」の模様に繋がったのかしらね♪






 
授業で使用した布はコングレス。厚みのある綿の布で織り目もそこそこに大きくて刺しやすい。
針は記憶が曖昧だけれど、こぎん刺し専用のものではなく、どこでも手に入りやすい毛糸の綴じ針で、
糸も、もしかしたら専用のものではなく白の毛糸だったような記憶が・・・って、あんまり覚えていないのだけど^^
初めて手にするコングレスの布地に一針一針、難しかったけれど模様が出来上がっていくのが嬉しかった。


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ぼんやりした記憶をたどると、その時に使った布の大きさは20p角くらい。
一人一人選んだ模様は違っていて、中には模様を組み合わせ布一面に刺す人もおり
見事な出来栄えに驚いたことを覚えている。
もう一つ、自分のことをいうと糸の始末をしながら布目もチョキンと切ってしまい、
うわっどうしよう・・・と、ふと頭を上げたら先生が見てた・・・(¨;)
先生、なにも言わずに小さく溜息をついて、スッと離れて行って、
糸が短くなっただけならやり直しがきくが、布目を一つ切ると小さな穴が開き、
それはもう元に戻らない。
仕上がったこぎん刺しに、小さいくせにやけに目立つ穴が、ぽちっとひとつ・・・(^^ゞ


 
中学時代に覚えたこぎん刺しをもう一度きちんと始めたのは結婚してからのことで、
最初は友達にプレゼントするために作ったものが多い。
結婚する友達、遠くへ引っ越していく友人、遠くから遊びに来てくれた友人など、
その頃にはまだコングレスに模様を刺すことが多かったが、
こぎん刺しの本を買い求め、模様や作品の見本を見るだけでなく、津軽こぎんの歴史にも触れることになる。



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 2、表も裏もきれいに♪
 
この古ぼけたこぎんは台所の鍋つかみ用に、2枚こしらえたもの。
使う場所が台所なので、調味料の染みなど、少々の汚れがあっても良いように、紺地に茶色の糸で刺した。
10年程使って端がボロボロになり(ガスの火で焼け焦げを作ったり(^^ゞ)
使用頻度が高いので模様の部分も糸が擦り切れて分かりにくくなっている。
もういっかぁ、沢山使ったもんな・・・と、思いつつ、裏返したら、あらまぁきれいじゃん。
そちこちの糸は擦り切れているけれど、模様もくっきり、色も鮮やかに残ってる。
 
「裏もきれいに見えるように」このことを忘れないよう、一枚の裏の部分を使ってコースターを作った♪
今でもずっと台所で、普段使いの茶筒置きとして大切に使っている。
 
(左が模様の表で元の大きさ、右は裏返して模様の部分だけを切り取り、縫い合わせたもの)





そしてこっちが今年新しく紺地の麻布に白い木綿糸で刺したもの。
表も裏もきれいに、
簡単なことだけれど、基礎を教えて貰っていて良かった♪

(左が表、右は同じ模様の裏側)
 





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3、麻布の縦横で模様が変化



こぎん刺しの歴史や実際に使われていた野良着の写真をみているうちに、
コングレスだけでなく、麻布や模様の意味にも興味を持ち始めていた。
また同じ麻布でも目の細かいのから大きいのと様々で、出来るならより細かい布に刺してみたい
選んだ赤い麻布に模様を刺して、自分用の小銭入れにしようと加工所に持ち込んだ。
模様は「ねこのあし」つまりネコの肉球が模様の元になっている。
それまでコングレスに刺していて、要領がよく分からず縦も横も考えずに懸命に刺した「ねこのあし」
加工所の女性が一目見るなり
「あなた、これを刺すの大変だったでしょう。布の縦横が逆なんですよ」
 
まぁ・・・それでもどうにか小銭入れの形にして貰って、恥ずかしいのでしばらくは引き出しの奥へ(^^;)、
今は通院専用にしていつも持ち歩くようになった。
作ったのは20年以上も前のことだが、なんというかお守りのような感じで、手の平に握るとホッとする。
 
↓の画像の左がきちんと刺したもので、右が縦と横を間違えて刺した小銭入れ♪
目の細かい麻布なので縦横の比率が分かりにくく、こぎん針をギューッと刺して、確かに刺しにくかったわね^^
 




↓一般的な麻布を使って刺したコースター
   こぎん刺しの模様は縦長になるのが普通(^^)v









※ 話は前後しますが、布地の縦と横の関係と、もう一つ、
20代後半に改めて始めた「こぎん刺し」のことなど。
 
中学時代に覚えてから何年も「こぎん刺し」から離れていたが、
津軽にもどって結婚し、生活していく中でもう一度自分で作ってみたいという気持ちが湧いてくる。
ただ、教わった事を覚えているのか、本を見ながらでも出来るのかどうか、
とりあえず手を動かすことで、まずは織り目のうんと大きな麻布を用意し、刺してみることにした。
 
その時のものを引き出しの奥から出してみてビックリ。この段階で縦と横を間違っている(^^ゞ
糸は並太程度の白い毛糸で針も毛糸の綴じ針。
いまは運針の要領で針を進めているが、このころは一針一針というか、一目一目を拾って刺して、
表に引っ張り、裏に引っ張り、ホントに一目ずつ刺して模様を作っていた。
 
↓中心の大きな模様は「ダンブリコ(とんぼ)」を集めたもの。周囲の小さな模様は「マメコ(豆)」
左上と右下の、比較的大きな単独の模様は「ねこのまなぐ(猫の目)」
どれもみな、縦と横を間違ったせいでつぶれて見えるのが何ともおかしい(^^;)
 
ただ、大きな織り目の麻布にゆっくり刺して浮かび上がってくる模様は、
教わった事を思い出させてくれて、なんとか出来そうという自信に繋がっていたことも確かである♪
 








↓同じ麻布に、きちんと縦横を間違えずに刺すとこういうふうに印象が変わる。
同じ模様の「ダンブリコ(とんぼ)」もすらりとして、いまにも飛んで行きそう・・・って、ちゃうちゃう(^^)
「ハナコ(花)」 「マメコ(豆)」 「カチャラズ(豆の裏の模様)」 「ねこのあし(猫の足・肉球)」
 
「ねこのあし(猫の足・肉球)」を「はなこ(花)」で囲むと左下の模様になり、
こんなふうに小さな模様、大きな模様を連ねて刺して、昔々の「こぎん刺し」が出来上がっていく。
 
ところで右下に見える糸くずは・・・
これも中学時代に教わったことの一つで、布の端をツツーッと解いて、糸にする。
その糸で端の始末をすると布に糸が溶け込んで自然に見える。
 
コースターのような小さな作品は四方の糸を解くだけ縁飾りになり、
少し大きなもので縁かがりが必要なものは、布の端の糸を利用するのがきれいに仕上げるコツ♪
 
 








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4、ちょっとだけ欲張っていた頃



決められた大きさの布に模様を作って加工所に持ち込み、
財布、名刺入れ、キーホルダーなどの小物を作って、
できれば商品化したかったけれど、加工賃がバカにならなくて諦めた(^^;)
 
できれば自分で形にして、自分で売る♪
伝統の模様は変えないけれど、もっと鮮やかに、色や形を楽しんでも良い筈・・・てなことを考えて^^
それで作ったのが↓の丸いこぎん刺し。
裏には桜の模様の紙を貼り、中には乾燥させたラベンダーを詰め込んだ。
 
これなら売れる・・・と、期待したのだが、結果はオールアウト(^^ゞ
今でも幾つか手元に残っていて、ポリ袋に入れてある。
時々出してみるとラベンダーの香りはしっかりしていて、なかなか良い感じでもある。
 
まぁ私なりの試みで、失敗はしたけれど良い経験になった。と、思っている♪
 
加工所に持ち込んで小物を作って貰っていた頃、
なにか自分で売れるものを作れないものだろうかと、模索していた頃、
一人こそっと楽しんでいた時代、と、こぎん刺しにもいろいろと通ってきた道がある訳で、
思いついて何かを始めて、諦めて、その間が数年空いて、そんなことを何回か繰り返してる(^^)
 







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5、小さな手提げのこと


弘前の街を、小一時間も歩き回っていると、
一回・二回はこぎん刺しで作られた袋物やトートバックなどを持っている婦人とすれ違う。
もうずいぶん前の事になるが、弘前公園の桜祭りに出かけた折り、ものすごい人が側を駆け抜けて行った。
バイクに乗った男性が着ていた少し長めの丈のベストが、全部こぎん刺しで出来ていたのである。

和服の女性の帯や、持っているバックがこぎん刺しのことはたまにあるが・・・、
どどどどどーっと、通り過ぎたバイクの男性のベストの、大きな柄の見事だったこと。
公園の裏の通りで桜並木とお掘りの間を、侍が馬に乗って駆け抜けたようなイメージ♪
全面こぎん刺しの着るものを見たのはその時だけだったかもしれない。
 
いつかは自分も、紺色の麻布に白い木綿糸で大きな模様を刺してトートバックを作り、
弘前の街をそぞろ歩いてみたい。ずっとそんなことを思っていた。
小さいけれど、こぎん刺しの手提げを作ったのは7〜8年も程前のことだろうか・・・
藍の麻布に一面のこぎん刺しが理想だったのに、作ったのは赤い麻布だった。
 
赤い布を囲んだ生成りの麻布には側面も上も、それから底の部分も模様を刺して、
でも正面に見える模様は、多少は大きいけれど全面模様には至らなかった^^
持ち手になっているのは母が生前使っていたヘアバンドで
なんとなく一つくらい、母の匂いのするものを使ってみたかった。
 
がんばって作った割に、持って出かけたのは一度きりで、
手にぶら下げて歩くとなんとなく気恥ずかしい。
ずっと仕舞っておいて、久しぶりに引っ張りだして、じーっと見ると、可愛いこと(^^;)
外に持ち出さなくても、小物入れにでも使ってみようかなと、思っている。
 



模様は「馬のクツワ」「猫の足(肉球)」「はなこ(花)」「カチャラズ」など、



この手提げを作った時、手が進む感覚を知ることが出来た。
何度も同じ模様を刺していて、次に進んで針を入れる布目に自然に針が動く。
小さな模様は勿論、少し大きな模様も自然に指が動いて目的の布目に針が入る。
こういう感覚は初めてのことでワクワクしたのを覚えている。
 
もう一つ、赤い麻布を四角く切り抜き、紺色のこぎん刺しを組み合わせてみたのも初めてのこと。
あと少しの工夫はしなければならないが、自分なりのテーマが見つかったような感じだった。
 
手が進む感覚や布を切り抜いて窓のようにするなど、
面白みを覚えた頃には、根をつめ過ぎて過ぎて目がチカチカ・シパシパ、頭痛も頻繁に起きて
結局針を持つことを諦めた。
 
溜め込んだ麻布も、こぎん糸も、全部友達に上げようと思ったこともある。
だけど・・・いつか、また始められる事があるかもしれない。
そう思いなおして材料を仕舞い込み、また何年か、こぎん刺しから離れることになる(^^;)
 



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6、一針に思いを込めて (十猫十色猫だらけ展のこと)

 
しばらくは針を持っていなくて、今また始めることにしたのは「猫だらけ展」のチャリティーに参加するため。
最初は小さなコースターを何枚も作って、それで手が思い出してくれた。
手が覚えているというのは有り難いもので、次の目に針が進んでいく。
 
最初に覚えてから、何年かの間を置きながら小さなものをいろいろ作ってきたけれど、
以前の、ちょっと欲張っていた時と、今と、全く違う感覚で針を進めている自分がいる。
 この一枚が、どこかで、見知らぬ猫さんの役にたってほしい。
「一針に思いを込めて」 なにも考えることはなくて、自然にそういう気持ちになれる。
 
またそれとは別に「こぎん刺し」について分かったことは、
模様一つを刺して仕上げた時と、全面に模様を刺した時とでは手にした感触が全く違うということで、
麻布に木綿の糸で模様を作ることで厚みが増し、確かに着るものとしても暖かくなることだろう。
「こぎん刺し」の「こぎん」は津軽で昔々「野良着」のことを「こぎん」と呼んでいたところからついたともいう。



 
次の写真は「猫だらけ展」に出品した作品の一部で
文は作品に添付した説明のカード。
 
「津軽 こぎん刺し
遠い昔、麻布の野良着に木綿糸で模様を刺し、温かさを求めたのが始まりです。
伝統の模様の中には「はなこ(花)」や「ねこのあし(肉球)」があって、
長い間、良きパートナーとして共に暮らしてきたことが分かります。
作品の模様は、「ねこのあし(肉球)」と「はなこ(花)」
猫と花と、いつまでもあなたの側にいてくれますように♪」

 




作品の殆どが「ねこのあし」と、「はなこ」の模様を組み合わせ並べたものだが、
一つだけ「窓の向こうに」と題して、額装したものがある。
以前、手提げの片面に作ったこぎん刺しをもう少し工夫したもので
2枚の麻布と「はなこ」を変化させた囲みの模様を刺してある。
 
長いこと自分なりに温めてきたこぎん刺しを、こういう形で送り出せるのが嬉しい。
額装したものと、小さなセンターやマットを数点ずつ、
丁寧に梱包して宅急便で発送。
無事に着いて、そして猫だらけ展の期間中、関東地方が良い天気に恵まれますように。
 




福島被災猫支援チャリティーコーナー併設

(十猫十色猫だらけ展 無事終了しました。ありがとうございます♪)




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大きさはポケットティッシュより少し小さめ♪
中にもう一つ袋が入っていて、乾燥したラベンダーを詰め込んでいる。
 
数年前からパソコンをいじるようになって、覚え始めるとつい夢中になり、
キーを打つ場所には低反発のクッションのようなものを置いて手首を保護しているが、
マウスを持つ手首には当てるものがなく、
気がついたら小指の真っ直ぐ下の辺りの手首にタコができかかっている^^
 
そこでコースター用にでもと作っていたこぎん刺しを縫い合わせ、
形を言うとポケットティッシュ入れという感じのものを作った。
中袋は古いハンカチを切って作り、ラベンダーと少しだけカモミールも混ぜてみた。
使ってみると手首の収まりも良く、適当なクッションがあって具合が良い。
 
なによりマウスから手を離した時にラベンダーの香りがたって、それが一番♪
ずっと使い続けて、気がついたら手垢が目立ち、ラベンダーの香りはあるけれど、ちょっとペタンコ^^
とりあえずはそのままでも使えるので、ずっと構わずにいた。
 
ラベンダーが好きで、毎年、多少でも必ず作っていたドライフラワーだったが、
今年はなぜか、庭に植えているラベンダーを摘むこともせずに季節は夏を過ぎようとしていた。
そんな時に思いがけなく小さなラベンダーのドライフラワーを頂いたのである。
 



作ってくれたのは中学時代の担任で、つまり生徒だった私達にこぎん刺しを教えてくれた先生。
お住まいの庭先に数株植えられているラベンダーの花を摘んで、
小さなドライフラワーの花束を作ってくれていた。
ひょんなことから、ここ数年は月に一度、先生の部屋へに遊びに行くようになっていて
何かの話のついでにラベンダーが好きなことを話していた記憶はあるけれど、
それを覚えていて小さな花束を作ってくれていたことが嬉しかった。
 
こぎん刺しの、かなりくたびれた小さなクッションの中身を抜いて、
中袋に先生から頂いたラベンダーの花の部分を足してみた。
手垢のついたこぎん刺しも洗って干して、優しい感触に戻っている。
全体がふっくらとした元々の形になって、使っていて手首の具合も良い。
これからまたずっと、小さなクッションを使い続けることだろう♪
 




猫だらけ展」に向けてこぎん刺し始めた時に、先生からラベンダーのドライフラワーを頂いた。
それが、何か良い作品を作らなければ・・・と、固くなっていた気持ちを和らげて貰えたように思う。
 
もう一つ、偶然だけれど、高校時代からの友人が地域のバザーで見かけた光景。
こぎん刺しではないけれど、手作りのもの数点を見ての感想が
「いくら安くても、きれいでなければ買いたくない」 というものだった。
この一言が、きちんとしたものを作らなければと、気持ちを引き締めてくれたように思っている。

先生にも、友人にも、いつも何かしらの形で助けて貰っているような、
そんな嬉しい出来事だった。








8、 「猫だらけ展」とこれからの「こぎん刺し」のこと


ところで、初めて参加した猫だらけ展のチャリティー作品はというと・・・
あちこちのブログを訪ね歩き、搬入・展示の様子。
初日、二日目、三日目の様子、そして最終日と、ちらほら写真で確認できた♪
毎日ワクワクドキドキしていて、こういう気持ちも初めてのことだった。
 
津軽の風土や歴史の中で生まれ受け継がれてきた「こぎん刺し」
手仕事が好きで購入して下さった方もいれば、
カップ等とのコラボが気に入って買い求めて頂いたものもあったようで、嬉しいの一言につきる♪
 
ただ最終日の写真をみると伝統的な紺地に白の模様を刺したものよりも
赤い麻布に模様を刺したものの方が受け入れられていた様子が分かり、
来年に向けてのヒントと思って、あちこちのブログの画像を保存させて頂いた(^^)v
 
上の菱形が並んだこぎん刺しは、もうずいぶん前に作ったもので、
まだ老眼鏡を使うようになる前に、細かい麻布に1色ずつ刺して重ねて作ったこぎん刺し。
細かい目の麻布は無理としても、普通のこぎん刺し用の麻布に刺すことは、まだ出来るかもしれない。
いろいろ試して、次に繋げられるよう無理せず、老眼鏡とドライアイの点眼液に頼りつつ、
これからも頑張っていこう♪


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そんなつもりも無かったのですが、つい長くなってしまって、
ここまで読んでいただいてありがとうございました(^^ゞ
 
2012年12月30日 記す
 







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